Nittoは、核酸医薬分野での価値提供を目指して、2011年にアビシアを買収して以降、世界トップシェアを誇る核酸医薬製造サービスをお客様に提供しています。2016年10月には、医薬品分析サービスを提供するIPS社及び医薬品無菌充填サービスを提供するAvrio社の資産を買収し、お客様に提供するサービス機能の拡大・拡充を図ってまいりました。
このたび、アビシア社のミルフォード製造拠点内の製造およびオフィスエリアを20,000平方フィート拡大するとともに、最大1.8molの核酸医薬原体の製造能力を持つ設備を追加導入することで、製造能力は合計で3.0molとなり、世界最大の核酸医薬原体製造拠点としてのポジションを確固たるものにしていきます。
なお、今回の製造能力増強に伴い、8月2日にオープニングのテープカットセレモニーを行う予定です。
アビシア社長のDetlef Rethageは、今回の製造能力増強に関して「お客様が核酸医薬品の臨床開発を計画通り進めるため、核酸医薬原体をタイムリーにお届けすることにこれまで以上に貢献できることになります。また、今回、当社の開発者が新規技術を導入ししながらエンジニアリング会社と緊密にスピーディに新設備の導入を実現したことを誇りに思います。」とコメントしております。
NittoはInnovation for Customersをブランドスローガンに掲げ、Green(環境関連)・Clean(新エネルギー)・Fine(ライフサイエンス)の分野で事業ポートフォリオを拡大し、社会に価値提供していくことを目指しています。“Fine(ライフサイエンス)”の取組みである今回の製造能力増強を契機として、お客様の核酸医薬開発をさらに加速させるサービスを今後も提供してまいります。
核酸医薬は、DNAやRNAなどの核酸を構成成分とし、抗体医薬に続く「次世代医薬品」として期待されています。遺伝子の発現に直接作用することにより、従来は難しかった病気の治療を可能にする画期的な医薬品として、商業化に向けた開発が勢いを増しています。
日東電工株式会社 ブランドコミュニケーション部 広報グループ