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トップメッセージ

これからの100年も、お客様の製品づくりを支え 持続可能な社会に向けて新しい価値を創造していきます。

NittoグループのDNAを受け継ぎ 次の100年へイノベーションを起こす

Nittoグループは、2018年に創立100周年を迎えました。大きな節目 というのは、新しいエネルギーが湧いてきます。これまで、経営理念「新し い発想でお客様の価値創造に貢献します」を実現するために、創業以来 市場や世の中の変化をチャンスと捉えて、Nittoグループとして独自の 価値を創出してきました。この理念の根底にあるのは、従業員一人ひとり が当事者意識を持ってお客様と寄り添い、お客様の課題解決をしていく という信念であり、従業員全員がマーケターであるといえます。
これからの100年は、人々が健やかであり続ける持続可能な社会づく りが求められてきます。こうした未来の実現に向かって、Nittoグループ のDNAを受け継ぐわれわれNitto Personには、「いかに次の100年に チャレンジしてイノベーションを起こしていくか」という大きな使命があり ます。
Nittoグループは、バリューチェーンの川上と川下の中間にあるBtoB メーカーのため、直接消費者の方の目に触れない製品も数多くあります。 しかし、次の100年では、イノベーションを起こす中でなくてはならない 価値を提供している企業であると世間に認識していただくことが重要で す。そのためには、お客様に「肝心なところにNittoが携わっていることで、 創りたい製品が実現できる」と評価いただける企業であり続けなくては なりません。いかにその価値を創出できるかが、中長期的な成長への鍵 になると考えています。

Nittoグループ独自のビジネスモデル 「三新活動」「ニッチトップ戦略」で 持続的な成長を実現します

Nittoグループでしかできない価値の創造 それを可能にする培ってきた強み、そしてビジネスモデル

Nittoグループには、これまでの歴史で培ってきた高分子合成・加工技術をベース とした基幹技術の根幹や企業文化に加えて、そこから生まれる多様な事業領域や強い 知的財産権、さらに幅ひろい業界にわたって製品を提供している顧客基盤といった強 みがあります。そして、持続的な成長を実現し長期にわたって企業価値を向上させ続け るためには、事業領域を拡大していかなければなりません。それを可能にするのが Nittoグループ独自のビジネスモデルである三新活動とニッチトップ戦略です。
例えば、三新活動の事例のひとつである、多孔質樹脂フィルター「テミッシュ®」は、 水を通さず通気性を実現する衣料品向けの用途から始まりました。自動車ランプの通 気口という「新」用途開拓や、精密ろ過機能といった技術開発による「新」製品開発を通 じて、クリーンルームのエアフィルターから携帯電話、自動車電装品まで幅広い「新」需 要を創造してきました。また、表面保護用フィルムの用途開拓および製品開発を経て、 電子部品の製造工程における固定用という自社に優位性のある市場を創造したリバ アルファ®は、グローバルニッチトップTM製品のひとつでもあります。
また、Nittoには、粘り強くさまざまな技術・製品を育てる風土があります。例えば、 タッチパネルに使われるITOフィルムは、40年以上前から研究開発を進め1980年代 には製品化していましたが、当時は需要がほとんどありませんでした。それでも、お客様 のニーズの半歩先にあると思える技術は残すという考えのもと、用途の開拓を続けたの です。その結果、2000年代に入りスマートフォンの登場で状況が大きく好転しました。 今は大きくなった事業でも、最初はニッチから始まっています。新製品や事業を次々 と生み出していくことで、それらが束になりNittoの事業が形作られてきたのです。
そして市場環境の変化に応じて、従来のお客様へ製品(=モノ)を販売するだけでなく、 Nittoグループが持つ総合力を活かしたトータルソリューション(=コト)へとさらにビジ ネスを進化させていくことが必要です。

変化する経営環境の中で柔軟に進化し続ける

私たちを取り巻く市場環境は、これまでにないスピードで目まぐるしく変化してい ます。自動車業界においては電動化や自動運転、コネクテッド、シェアリングなどの技 術革新が急速に進んでいます。また、エネルギー業界や情報通信業界との融合など、 従来の業界の枠を超えた再編も始まろうとしています。さらにはA(I 人工知能)やIoT (Internet of Things)をはじめとするデジタル化の進展や米国における保護主義の 台頭による経済活動への影響、そしてグローバル規模での企業間の競争激化など、 外部環境は著しい変化の中にあります。
このような世界の変化に的確に対応するため、経営理念と企業文化である「The Nitto Way」を土台としながらも、私たち自体は柔軟に変わり続け、進化し続けることで、 お客様と社会の期待に応えていく必要があります。

中長期の経営戦略を立てていくために
「サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)」を策定

では、これからの社会やお客様が求める価値とは何か。このことを考える際に「サステ ナビリティ(持続可能性)」の視点は欠くことができません。Nittoグループが持続的に 成長していくためには「社会課題解決と企業価値向上の両立」というESG(環境・社会・ ガバナンス)の観点での企業経営が必要であると考えています。そして、Nittoグループ がどのようなイノベーションを創造し、経営の品質をどう高めていくかも重要です。
そのため、2019年度初めに製品・サービスを通じて取り組む課題と経営基盤の強 化により取り組む課題の両面から「サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)」を策定 し、経営におけるESGの位置付けを明確にするとともに取り組みの優先順位を付け ました。今後は、中長期の経営戦略の中に組み込んでいくことが課題です。そのため には、経営陣が具体的なところまで示していくことが重要ですし、何よりもトップ自ら 方向性を示し、従業員に伝えていきたいと考えています。

イノベーションによる価値共創(製品・サービスを通じて取り組む課題)

世界が直面する社会課題解決に貢献するためには、製品・サービスを通じた直接的 な取り組みが求められます。私たちはさまざまな分野へ製品を供給していますが、数あ る社会課題の中で、事業機会として高い成長性が見込める市場かどうかとNittoグ ループとしての強みが発揮できるかという観点から、イノベーションによる価値共創と して3つに絞り込みました。

1つ目は、事故や渋滞の低減に向けた車をはじめとする人々の移動(モビリティ)や、 スマート社会へ移行する中でのデジタル機器の基盤整備。2つ目は、エネルギーや資源 の枯渇、汚染といった問題に対して、再生可能エネルギーの普及や省エネルギーの促 進をはじめ、プラスチックや金属、水などの資源を循環利用できる製品などによる環境 負荷の低減。そして、3つ目は、健康や医療、福祉への貢献です。さらに、核酸医薬を中 心とした医薬品の開発にも関わります。Nittoグループの強みを活かし、これらの課題 に対して積極的に取り組んでいきます。

価値共創のための経営品質向上(経営基盤の強化により取り組む課題)

最高品質の製品をお客様に届けることは、Nittoグループの第一の使命です。ただ、 近年は品質・コスト・納期対応力に加えて製造プロセスの質も注目されており、お客様 を含めたステークホルダーからの要請も高まっています。そこで、製品の安全性や労働 環境および人権への配慮、環境保全といった課題を重要視し、責任あるモノづくりを徹 底しています。これらの活動は、バリューチェーン全体で考え、取り組む必要があります。 そのことを仕入れ先様やお客様にもご理解いただきながら、Nittoグループとしての責 任を果たしていきたいと考えています。
同時に、経営基盤を強化しイノベーションを生み出すためには、多様な人財の活躍 が不可欠です。いかに優秀な人財を惹きつけ、従業員の能力を最大限に引き出せるか はこれまで以上に重要な経営課題です。

チャレンジ精神を尊び成長を支える仕組みづくり

Nittoグループにはイノベーションを創出するために挑戦することを尊び、応援す る文化があります。こうした挑戦を促し、成長を支える仕組みのひとつとして「経営ファ ンド」という独自の枠組みを設けています。これは、新規事業のように素早い動きが求 められる案件に対応できるよう、意思決定のプロセスを迅速化した投資枠です。
研究開発や技術の小さな芽を育て上げるには、スピーディーな判断に加え、全社的・ 長期的な視点が必要になります。
「経営ファンド」によって、目まぐるしく変化する事業環境において、将来の成長に 向けた投資判断をフレキシブルに行うことが可能になります。

わが社にとって最も重要な資産である人財 一人ひとりがNittoグループの代表としてあるために

Nittoグループにおいて、「人財」は企業価値を創造するうえで最も重要な資産です。 Nittoグループは、28の国・地域にわたり製造・加工・研究開発・販売拠点をグローバル に展開しており、約3分の2は日本国籍以外の従業員が占めています。そのため、国籍 や性別を問わず「The Nitto Way」をはじめ、Nittoグループの理念を理解した Nitto Personを世界中に育てることで、独自の企業文化を維持することがこれまで 以上に重要になっています。
そのため、人財育成のための独自のカリキュラムを作成し、体制づくりを行ってい ます。また同時に、多様な人財がいきいきと働ける環境を醸成するためには、ダイバー シティ&インクルージョンの観点は不可欠です。多面的な視点を経営に活かすことで、 新しい価値も創造できると考えています。
従業員一人ひとりがNittoグループの代表です。世界中どこでもNittoグループ の代表として、プライドと自信を持つ人財になってもらいたいと考えています。

Nittoグループならではの 付加価値を生み出し お客様の価値創造に貢献していきます

「経営の安全性」を高めるために

Nittoグループの成長の土台となるのは、「経営の安全性」です。社外取締役の登用 や業績連動報酬としてストックオプションの採用(現在は、業績連動型および譲渡制限 付き株式報酬に変更)、第三者を入れての諮問委員会の設立など、ガバナンス改革を 行ってきました。当社では、コンプライアンスを徹底し、不正行為や情報漏洩などを起 こさないようガバナンス体制を整備しています。今後も、経営の透明性を確保し、健全 なコーポレートガバナンス体制をより実効的にするための方策を検討していきます。

Nittoグループのありたい姿を実現していくために

これからも、中間材料メーカーという立ち位置の中で、持続可能な社会づくりに貢献 していくことが、Nittoグループの目指すべき姿であると考えています。
Nittoグループならではの製品・サービスを提供することで、お客様とともにイノベー ションを創出し続けると同時に、ESGや資本コストなどを意識した経営を行いながら、 さまざまな課題に対する取り組みも、迅速かつ愚直に行っていきます。
これからもお客様とともに、社会に対して新しい価値を創造していきます。

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