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トップメッセージ

新型コロナウイルス感染症の影響について

今般の新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、感染拡大により日常生活に影響を受けられているすべての皆様が一日も早く元の生活に戻ることができますよう、心よりお祈りいたします。 また、医療従事者の方々をはじめ、感染拡大防止と社会生活の維持に向けてご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。
Nittoグループでは、すべての人の健康と安全を最優先に、感染拡大の防止と事業の継続に取り組んできました。特に、製品・サービスの供給、地域・社会への貢献、Nittoグループ従業員とその家族の健康・安全の確保を第一に、社会的な責任を果たすべく、現在も最大限努力しています。
これからは感染拡大の防止と社会・経済活動を両立させる時代に入ると言われており、新型コロナウイルスとの戦いは長期戦となることが予想されます。 私たちは引き続きグループ一丸となってステークホルダーの皆様とともに、この難局を乗り越えていきたいと思います。

変化への対応力を発揮し、先の読めない状況を乗り越える

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、経済活動の停滞や消費動向の変化が生じており、先行きの不確実性が高まっています。
これまでNittoグループは100年を超える歴史のなかで、幾度となく危機を乗り越えながら持続的な成長を続けてきました。このような状況においても変化への対応力を発揮し、進化し続けるNittoグループでありたいと考えています。
2008年リーマンショックに伴う世界的な不況に直面した際は、「無・減・代」をキーワードに改革を行いました。私たちの仕事や設備、システムなどの中で、「無くせるもの」「減らせるもの」「代えられるもの」がないかという視点で、徹底的に議論を尽くし、改革を進めた結果、早期に業績を回復することができました。 今後は継続すべきものは合理化し、切り替えるべきものに対しては新たな発想で取り組むことで、先の読めない状況を乗り越えていきます。

Nittoグループの強みに立ち返り、さらなる成長を実現する

変化に対応しながら成長を続けるためには、自らの強みに立ち返ることが重要と考えています。そのために、私たちは以下のようなNittoグループ独自の戦略を推進していきます。
その柱となるのは、既存製品や既存技術を用いて新しい需要を創出する「三新活動」と、成長するマーケットにおけるニッチな分野でグループ独自の技術を活かしてシェアNo.1を狙う「ニッチトップ戦略」です。
三新活動とは新用途開拓と新製品開発に取り組むことで、新しい需要を創造するNitto独自のマーケティング活動です。愚直に繰り返してきたこの活動こそが、NittoグループのイノベーションのDNAであり、私たちの成長エンジンの一つです。 ニッチトップ戦略にはグローバルシェアNo.1を目指すグローバルニッチトップ™戦略と、各国・エリアでシェアトップになることを目指すエリアニッチトップ®戦略の2つがあります。これらは、それぞれ独立したものではなく、各国・エリアでシェアトップ、すなわちエリアニッチトップ®となった製品を他の国・エリアに展開し、広げていくことでグローバルニッチトップ™に発展させていきます。
さらに自社のリソースに拘らず、外部とのアライアンスやオープンイノベーションを積極的に活用していくなどの新たな取組みを通じてさらなる成長を実現していきます。

外部環境に影響されにくい収益基盤の構築に向けて

継続的な成長を下支えするのは、外部環境に影響されない強靭な収益基盤です。
安定的に営業利益1,000億円を生み出せる企業を目指し、私たちは主に以下のことに注力していきます。

注力すべき事業分野と、新たな事業シーズの創出

まず、注力すべき事業領域を明確にするため、「情報インターフェース」「次世代モビリティ」「ライフサイエンス」の3つの分野を定めました。これらの事業領域に対し、戦略的に経営資源を投入することで、収益基盤の強化を図っていきます。
また、これに加えて、中長期的に取り組む必要がある分野が、第5世代移動通信システム(5G)です。5Gの実用化には大容量・超高速通信の実現が必要ですが、その一翼を担うのは私たちが開発しているプラスチック光ファイバー・ケーブルです。5Gの普及に伴い、データセンターにおける情報処理能力の向上や、医療の現場における遠隔操作、自動運転など、私たちの生活にイノベーションが起こることが期待されます。
そのほかにも、ウェアラブル市場に向けた医療用粘着テープの開発や、モビリティ分野で課題となる「熱」「音振動」「電磁波」の問題を解消する部材の開発にも取り組んでいます。
私たちはこのような将来的なテーマに対し、保有する基幹技術と多様な事業を融合することで、新たな事業シーズの創出を目指しています。

中長期的な生産性の向上

生産性の向上には継続的な改善が必要です。私たちは事業活動において日々徹底した合理化を進めています。例えば、検査工程の省人化や生産ラインの自動化など、絶えず改善を続けることで、製品の競争力を維持・向上させています。
また生産設備における投資効率性の抜本的見直し、生産拠点・物流の最適化など、中長期的な取組みも行っています。

これからの成長を支えるNitto Person

Nittoグループの事業活動の根幹となるのは、当事者意識を持ち、リーダーシップを発揮できる人財です。次世代のNittoグループを支える人財を育成するために、実践的な研修や社外への派遣などの投資を継続的に実施しています。

また、全体を把握し、決断することが求められるリーダーの立場を早い段階で経験させるキャリアパスを設けています。
このように、Nitto流の考え方を基礎として身につけた上で、外部の厳しい環境における修羅場を経験することにより、組織を牽引する人財が育成されていきます。 Nittoグループにはチャレンジする人を応援する文化があり、失敗しても再び挑戦できる企業風土があります。一人ひとりの積極的なチャレンジを促すことで次世代のNitto Personを育成していきます。

責任あるモノづくりに向けたNittoグループの覚悟

事業活動を行うにあたり、従業員の安全は最優先事項です。掛け声だけに終わらせないために、あらゆる事故、労働災害を「減らす」だけにとどまらず、「ゼロにする」という覚悟を持って取り組んでいます。この「安全」をはじめ、Nittoグループが持続的に成長していくためには、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点での企業経営が欠かせません。
Nittoグループでは、環境や社会への配慮を、コストではなく投資として位置付け、企業価値向上を実現していきます。
環境や社会に貢献する投資を行うためには、長期的な視座で判断することが必要です。そこで、Nittoグループでは環境・安全に対する投資への意思決定を全社的な観点で行う「経営ファンド」という独自の制度を設け運用しています。さらに、責任ある企業として国際連合が提唱する「人権・労働・環境・腐敗防止」についての普遍原則である「国連グローバルコンパクト10原則」に賛同し、2020年2月、「国連グローバルコンパクト」に署名しました。これにより、私たちは持続可能な社会を実現するために責任あるモノづくりを徹底していきたいと考えています。

サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の事業活動への落とし込み

2019年度に優先的に取り組むべき社会課題として「サステナビリティ重要課題」(マテリアリティ)を特定しました。従業員一人ひとりが当事者意識を持つことで、グループ一丸となってこれらの課題解決に寄与できるよう、事業活動への落とし込みをさらに強化していきます。
サステナビリティ重要課題への取組みを通じてNittoグループにしかできないイノベーションを起こし、ステークホルダーの皆様とともに社会課題解決に資する価値を創出していきます。

絶えず進化し続けるNittoグループを目指して

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、人々の価値観や産業構造が変化し、さまざまな社会変革が加速すると予測されています。過去の歴史から見ても、感染症が経済に与えるダメージは避けられない一方で、新たなニーズ・産業に繋がるパラダイムシフトが同時に引き起こされています。
私たちも、新たな環境に適合するために変化しなければなりません。将来の成長に向けて現状に満足することなく、Nittoグループの新たなステージへ舵を切る必要があります。
Nittoグループは、創業以来、さまざまな市場環境や技術の変化を乗り越え、持続的な成長を続けてきました。私たちはこれからも新材料・新機能の開発を通じて、技術で未来を創造する高機能材料メーカーを目指していきます。
私たちNittoグループは、ブランドスローガン「Innovation For Customers」の通り、お客様に驚きと感動を提供していくとともに、多くのステークホルダーの皆様の期待に応え、新しい価値の創出と長期的な企業価値の向上に継続して取り組んでいきます。

日東電工株式会社
代表取締役社長 CEO

髙﨑 秀雄

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