企画展 第15回 強力にくっつくテープ展
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HYPERJOINT™(ハイパージョイント)は、非常に柔軟で、かつ耐久性にすぐれたアクリルフォームを使用することで、強接着、高耐久、高耐熱を実現した機能満載の両面テープです。
強力にくっつくテープは、柔軟で強靭なアクリルフォームを使用しているため、凹凸面の隙間や、曲面にもぴったりよくつきます。そして、柔らかくて厚みがあるこのテープは、下図左のようにはがす力に対して面で抵抗するので、はがす時の力に対して強いのです。それと比べて下図右の薄いテープは、はがす力に対して点で抵抗するので、はがす時の力に対して弱いのです。


よくつくテープは、柔軟性をもっているので、曲面や凸凹面へもぴったり強くつくため、曲面が多い自動車のエンブレムなどに使われています。また、熱や光、雨風にも強いので、屋外部品の固定や、作る工程で高い温度になる焼き付け塗装を必要とするビル用防火ドアの力骨の固定や化粧モールの固定、また、屋外の丸い柱への金属板の固定などにも使われています。
今までのねじやビスで止める方法から両面テープで接着する方法に替えることにより、ネジ跡やビス止め跡がなくなるので、デザイン性がよくなり、見た目も美しくなります。また、テープで接着することで、ネジやビスの穴を開ける工程が不要になり、穴をあけることによって発生する錆の防止や製造工程を合理化することができます。


PETフィルムを基材に特殊ゴム系粘着剤を塗布した曲面接着にすぐれた両面テープです。
接着しにくい材料を「接着」させるには「物理的要因(ものの距離を近づける」と「化学的要因(ものの性質を近づける)」のどちらかで接着させることがポイントです。
ゴムは、同じ性質(分子構造)の材料とくっつきやすい、化学的要因を持っていますので、同じゴム系の粘着剤を使用することでよくくっつくことができます。

ゴムは変形しやすいという特徴をもっていますので、テープはその変形による歪みが大きい部分からはがれやすくなります。また、ゴムの特徴である柔軟性や伸縮性を保つために添加剤(可塑剤など)が配合されています。この添加剤が接着界面に浸み出してきて、粘着の邪魔をすることもあるからです。
強接着を要求されるさまざまな部位の固定に使われています。
