日東電工株式会社(本社:大阪市、社長:髙﨑秀雄、以下Nitto)は、このたび超薄型偏光膜の製法の発明で文部科学省が実施する「令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」の「科学技術賞(開発部門)」を受賞しましたので、お知らせいたします。
文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術の水準の向上に寄与することを目的に表彰されるものです。「科学技術賞(開発部門)」は、我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与し、実際に利活用されている画期的な研究開発若しくは発明を行った者に授与されます。
今回受賞した「超薄型偏光膜の製法」は、液晶(LCD)や有機EL(OLED)に代表されるディスプレイの必須構成部材である偏光膜を、今までにないレベルにまで薄くすることを可能にした技術です。本成果により薄いディスプレイの実現だけではなく、折り曲げ可能なディスプレイなど、これまでにない次世代ディスプレイの実用化にも寄与しています。
Nittoは今後も、「情報インターフェース」「次世代モビリティ」「ヒューマンライフ」の重点分野において、新しい価値の創出を通じて持続可能な地球環境と人々の健やかで快適な生活の実現に貢献してまいります。
科学技術賞(開発部門)
業績名: 「超薄型偏光膜の製法の開発」
受賞者:
宮武 稔 | 全社技術部門研究開発本部 光学技術研究センター長 |
後藤 周作 | 情報機能材料事業部門R&D統括本部第3開発部第1グループ長 |
喜多川 丈治 | 情報機能材料事業部門R&D統括本部第3開発部第1グループ主事 |
上条 卓史 | 情報機能材料事業部門R&D統括本部第1開発部第3グループ主事 |
<文部科学省ホームページ>
令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について
日東電工株式会社 ブランドコミュニケーション部 広報グループ