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ニュースリリース 2016

2016/03/01

特殊環境におけるサンプル採取への期待を乗せて

国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟で実施中の「たんぽぽ計画」の 宇宙長期曝露サンプルとして当社のヤモリテープを搭載、試験が進行中

日東電工株式会社(本社:大阪市、社長:髙﨑秀雄、以下Nitto)が開発した生物模倣粘着剤(ヤモリテープ、登録商標Nitto Gecko®)は、JAXA・東京薬科大学等が進める「たんぽぽ計画」において、宇宙での長期曝露サンプルとして提供し、長期曝露試験が実施されています。

<背景・目的>
当社のヤモリテープは、従来の粘着剤では使用が難しい特殊環境への用途展開を行っております。過酷な環境である宇宙用途展開について国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と進めており、現在「はやぶさ2」内で粘着特性の耐久性試験を行っています。
このたび、宇宙空間に生物が生存できるか検討している「たんぽぽ計画」の中で、宇宙曝露試験工程における微細な浮遊物の捕集を行う目的として、国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームに設置されている簡易曝露実験装置(ExHAM)の「たんぽぽ実験」サンプルの一部として設置されることとなりました。また、この機会を生かして、曝露試験環境に漂っている反応性の高い原子状酸素に対するヤモリテープの耐久性データの取得も行われる計画です。これにより、過酷な宇宙環境での耐久性に係る実証データが得られ、日本の技術・製品の宇宙用の応用が期待されます。

Nittoは次の100年に向けてGreen (環境) / Clean (新エネルギー) / Fine (ライフサイエンス) の領域でInnovation for Customersを実践し、お客様の価値創造に貢献し続けてまいります。
ヤモリテープ
ヤモリテープ

左:「きぼう」日本実験棟船外に設置された簡易曝露実験装置(ExHAM)の様子(黄色枠囲い部分がExHAM)
右: ExHAMの側面に取り付けられたエアロゲル搭載の「たんぽぽ」実験サンプルの様子
   (黄色丸部分がヤモリテープ) いずれの画像もJAXA提供による

【たんぽぽ計画とは】
宇宙空間に生物の存在があるか検討する宇宙実験の名称です。微生物が宇宙空間を移動する可能性と、生命の原材料である有機物が生命誕生前の地球へ宇宙塵によってもたらされた可能性を調べるために、捕集実験と曝露実験を行います。東京薬科大学とJAXAをはじめ、日本全国の大学と研究機関の研究者が参加してし、大きくは、以下の2種類の実験を行っています。

  • 宇宙塵・微生物捕集試験:「きぼう」の船外にエアロゲルという寒天のような捕集材を設置して、宇宙空間を漂っている“生命の種”であるアミノ酸などの有機物を捕集
  • 有機物・微生物の宇宙暴露試験:微生物を宇宙空間に曝露し、生存可能か検討

いずれも2015年5月より、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームにて実験を開始しました。宇宙環境に曝したのち、地上に回収して分析を行う予定です。

【簡易曝露実験装置(ExHAM)とは】
「きぼう」船外実験プラットフォームのハンドレールに取り付け・取り外しが可能な実験機器。主に、宇宙用材料などを宇宙環境に長期に曝露させた後、材料を地上に持ち帰り、過酷な環境での耐久性等に関する実証データを取得できます。2015年5月に1号機が、2号機が11月に「きぼう」に取り付けられました。

<ご参考>
JAXA Webサイト http://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/4558.html
ヤモリテープ 分析技術 http://www.nitto.com/jp/ja/products/group/semicon/yamori/

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランド戦略部
TEL:06-7632-2101  
FAX:06-7632-2568
ご注意
こちらで掲載されている情報は発表日現在の情報です。他のメディアなどで御覧になった情報と内容が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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