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ニュースリリース 2014

2014/02/23

紫外線を有効利用し太陽電池の効率アップに貢献

波長変換機能付き太陽電池用封止シートを新規開発

日東電工株式会社(本社:大阪市 代表取締役社長:柳楽幸雄、以下Nitto)は、このたび、特定の波長の光を高効率で別の波長に変換する新技術「レイクレア」を搭載した、太陽電池用封止シートを開発致しました。 この封止シートを太陽電池モジュールに使用することで、従来発電に寄与していなかった紫外領域の光を 95%以上の効率で可視光に変換、発電素子に入射する光を増加させることができ、モジュール出力を2%程度高めることが可能です。 実用レベルでは世界初となる本技術は、材料である封止シートを変更するだけで、太陽電池の効率アップに貢献するもので、新規設備の導入などは一切不要で、簡単に導入することが可能です。

Nittoでは太陽電池封止シートとしての販売に加えて、太陽電池封止シート用添加剤としての販売も視野に入れており、幅広く技術の普及を図ります。

開発の背景

太陽電池は、省エネ、CO2削減、再生エネルギーへの関心の増大などを背景に普及し始めていますが、未だ各国政府の補助金に支えられている側面もあり、更なる普及には変換効率の向上、コストの低減等が大きな課題となっています。当社では従来発電に寄与していなかった紫外領域の光に着目。これを有効利用することで変換効率を向上させる製品の開発を行いました。

技術の特長

1) 高い紫外線吸収能力
通常のUV吸収剤を含んだ封止シートと比較して同等以上の紫外線吸収能力があるため、モジュール内部の部材の劣化を十分に防いだうえで、出力向上を図ることができます。

2) 高い量子変換効率
紫外光から可視光に変換する際の量子変換効率が95%以上あり、波長変換による光子のロスが殆ど ありません。

3) 高い耐久性
太陽電池モジュールでの長期使用を想定した加速試験で、特性の低下が殆どありません。

4) 新規設備の導入が不要
新たな設備を導入する必要がなく、材料を変更するだけで出力アップが可能です。

※名前の由来:「光線」を表す「RAY(レイ)」と、ラテン語で「創造する」を意味する「CREA(クレア)」を掛合せました。

結晶系太陽電池モジュール分解図

販売計画

1) 販売時期 : 2014年度下期 (予定)
2) 製品形態 : 太陽電池封止シート、太陽電池封止シート用添加剤
3) 販売目標 : 2015年度 10億円/年、2018年 100億円/年

Nittoグループは、環境や新エネルギー分野における新しい事業の創出に向けて技術開発を進めており、事業活動を通じて環境保全や省エネに貢献して参ります。

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランド戦略部
TEL:06-7632-2101
FAX:06-7632-2568
ご注意
こちらで掲載されている情報は発表日現在の情報です。他のメディアなどで御覧になった情報と内容が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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