日東電工株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:柳楽幸雄)は、このたび、シンガポールに日本企業としてはじめて水処理事業専門のR&Dセンターを設置することに致しました。
日東電工は、シンガポール公益事業庁(以下:PUB)が有するWaterHub(ウォーターハブ)を活動の拠点として、実際に処理する水を用いた実用性評価試験を中心としたアプリケーション開発をシンガポールで行ない、更なるグローバル展開を強化して参ります。
シンガポール政府は、ウォーターハブ構想を打ち出し、国策として、自国への水処理技術蓄積を積極的に進めています。この方針の下、PUBは分離膜を用いた新たな排水再利用方法や海水淡水化方法の確立のために、多くの実用性評価試験を計画、実施しています。また、大学でも、数多くの水処理関連の研究テーマを遂行中です。
弊社では、排水再利用プロジェクト(NEWaterプロジェクト)の立ち上げ時よりPUBと連携を取りながら開発を進め、2000年以来ベドック・クランジ・ウルパンダンなどの大型プラントに逆浸透膜(RO膜)が採用され、現在約86%のシェアを有しています。
また、2月にはPUBと三菱レイヨンエンジニアリングと共同で膜分離を用いた排水再利用技術の共同開発に関する覚書を締結し、実用化に向けて開発を進めています。
一方、在星の水処理設備メーカーはシンガポールでのNEWaterプロジェクトで培われたノウハウで、中国、インド、中東、アフリカへのビジネス展開を加速しています。
このように、国を挙げて水処理に取り組んでいるシンガポールには、多くの情報と技術が集まってきつつあり、当社はこの流れを捉え、更なるビジネスチャンスの獲得を目指し、水処理関連専門のR&Dセンターを設置することとしました。
1) 設置目的 : スピーディーな実用技術開発及び要素技術開発
2) 設置場所 : WaterHub(ウォーターハブ)内
3) 敷地面積 : 約300㎡
4) 設立時期 : 08年8月
![]() WaterHub(ウォーターハブ)の外観 |
弊社は、滋賀事業所をマザー工場とし、米国グループ会社HYDRANAUTICS社(米国カリフォルニア州:CEO菊岡稔)及び中国上海の3極でグローバルに生産活動を行ない、世界20数拠点を配置したグローバルな販売及び技術サポートネットワークを活かして世界トップクラスのシェアを有しています。今後も更なる需要増に対応しながら、積極的に事業を拡大してまいります。
「第1回シンガポール国際水週間2008(SIWW2008)」が、2008年6月23日〜27日の日程で開催されます。世界中の多くの都市にとって、海水淡水化や水の再利用などの持続可能な水問題の解決が最大の課題となっていることから、「都市のための持続可能な水問題の解決(Sustainable Water Solutions for Cities)」がテーマとなっています。会期中は水エキスポにおける「日本パビリオン」が設置され、日東電工とHYDRANAUTICS社が合同で出展します。
日東電工株式会社 ブランドコミュニケーション部 広報グループ