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加熱剥離型粘着シートおよび該加熱剥離型粘着シートを用いた被着体の加工方法

登録・特許番号

Patent No.4947921

課題

本発明の目的は、貼り付ける際の初期の粘着力が小さく、貼り付け後には、高温でも良好な粘着力を維持することができる加熱剥離型粘着シート、および該加熱剥離型粘着シートを用いた被着体の加工方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、さらに、熱膨張性粘着層中の発泡剤や固形物の粒径、熱膨張性粘着層の厚みに制限が生じない加熱剥離型粘着シート、および該加熱剥離型粘着シートを用いた被着体の加工方法を提供することにある。

筆頭請求項

基材の少なくとも一方の面に発泡剤を含有する熱膨張性粘着層が形成された加熱剥離型粘着シートであって、23℃でポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み:25μm)に圧着(圧力:1.47×105Pa、時間:1分間)させた後に、23℃の雰囲気下で30分間放置した際の23℃における熱膨張性粘着層の粘着力(ピール角度:180°、引張速度:300mm/min)が0.5N/20mm以下であり、且つ95℃でポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み:25μm)に圧着(圧力:1.47×105Pa、時間:1分間)させた後に、90℃の雰囲気下で30分間放置した際の90℃における熱膨張性粘着層の粘着力(ピール角度:180°、引張速度:300mm/min)が2.0N/20mm以上であり、前記熱膨張性粘着層において用いられている粘着剤が、スチレン・ブタジエン(SB)ゴム、スチレン・イソプレン(SI)ゴム、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)ゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)ゴム、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)ゴム、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)ゴム、スチレン・エチレン・プロピレンブロック共重合体(SEP)ゴム、およびこれらの変性体からなる群より選択される少なくとも1種のゴムをベースポリマーとしたゴム系粘着剤であり、前記粘着剤は、硬化後又は乾燥後のせん断弾性率(23℃)が、7×106Pa以上となるとともに、硬化後又は乾燥後のせん断弾性率(95℃)が7×106Pa未満であり、前記熱膨張性粘着層中の発泡剤の発泡開始温度が95℃を超えていることを特徴とする加熱剥離型粘着シート。

発明の効果

本発明の加熱剥離型粘着シートによれば、貼り付ける際の初期の粘着力が小さく、貼り付け後には、高温でも良好な粘着力を維持することができる。もちろん、加工後は、加熱により、容易に加工品を剥離させることができる。さらに、熱膨張性粘着層中の発泡剤や固形物の粒径、熱膨張性粘着層の厚みに制限が生じない。 従って、本発明の加熱剥離型粘着シートを用いて被着体の加工を行うと、部品精度の向上、小型化への対応、歩留り防止性の向上による生産性の向上を効果的に図ることができる。