基準をクリアするのは当然。
求められる以上の結果を、
意地でも出せるようになりたい。
情報機能材料事業部門
製造統括本部 製造技術統括部 第1製造技術部 製造技術5課
製造技術 2018年入社
向井 みのりMinori Mukai
情報機能材料事業部門
製造統括本部 製造技術統括部 第1製造技術部 製造技術5課
製造技術 2018年入社
向井 みのりMinori Mukai
後工程管理課に配属され、偏光板加工技術を習得。海外拠点の歩留まり向上の業務を担当。
製造技術に異動。よりよい製品をお客様に提供するため、生産ラインでの検証を重ね、製品の安定生産や歩留まり向上に貢献している。
Nittoを志望した理由はいくつかあります。ひとつは高専卒だと業務内容が選べない会社が多かったなか、Nittoは複数の求人を出していて、製造のサポート業務を選べたこと。また、選考前に尾道事業所を1日見学させていただいたんですね。その際、社員の方々といろいろお話しする機会があり、若手や女性に活躍の機会が十分にあることや、チャレンジを応援する会社だと知ったことも大きな決め手になりました。Nittoは福利厚生や職場環境が整っているし、やりがいを持って長く働けると思いましたね。
現在の業務は偏光板の前工程を担っています。前工程では偏光板の材料を機械で伸ばしたり、アクリルや液晶に貼り合わせたりします。ただ、最終的に何の商品に使われるかで、工程の調整が必要になるんです。パソコン用の偏光板と、車載用の偏光板は、同じ工程ではつくれないんですよね。商品ごとに異なる工程に対して最適な加工条件を見つけ、安定生産と歩留まり向上を実現するのが、製造技術のミッションになります。「生産条件」と一言でいっても、設備の設定変更で済むものから、丸ごと改造しなければいけないものまで、さまざま。また、製品の規格が多様なので、過去の知見や経験だけで解決できることは少なく、毎回試行錯誤しています。その分、目指す製品ができたときはいつも達成感がありますし、最終的に商品が店頭に並んでいるのを目にしたときの喜びも大きいですね。何度検証しても上手くいかないこともありますが、妥協せず、求められる以上の製品をつくることを目指すようにします。
入社から3年が経ち、今では難易度の高い業務を任されるようになってきました。そのうちのひとつで、ある商品に使われる偏光板をサイズアップするというテーマに現在も取り組んでいます。当初はスケジュール通り順調に進んでいて、量産化も目前でした。ところが、最終の製品試験でクレームにつながりかねない致命的な不良が出てしまったんです。結論としては最初からやり直すことに。6ヶ月かけて積み上げたものがゼロになり、挫折感に打ちのめされました。ただ、私だけでなくチームの仲間もみんな、妥協を許さない性格。「もう一回やろう」「次は成功させよう」と鼓舞し合って、再び向き合いました。同じ条件で検証しても意味がないことはわかっていたので、チームで話し合いを重ね、前例にとらわれず、普通では考えつかない条件を設定して検証することになったんです。上司も私たち若手のアイデアに対して「やってみよう」と応援してくれました。思い切ったチャレンジができたのは、一度失敗したからかもしれません。現時点でまだ結果は出ていませんが、「次こそは絶対成功させる」という気持ちで取り組んでいます。
学生の頃は、仕事=言われたことをする、というイメージを持っていました。もちろん1年目は学ぶことが多く、求められることをこなしていくので精いっぱいでしたが、知識や経験が増えるにつれ「これがしたいです」と意思を伝えられるようになりました。同期や女性の先輩方が上を目指してがんばっている姿に刺激され、自分も「目標以上の結果を出していきたい」と意識が変わった部分もあります。業務では壁にぶつかることもありますが、乗り越えられるよう上司や仲間が支えてくれます。Nittoは、1人の人間として成長を実感できる会社だと思います。
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