Nittoに入社を決めた理由
実際に事業所を見て、社員の方の話を聞いて
Nittoなら安心して長く働けると感じた。
Nittoを志望した理由はいくつかあります。ひとつは高専卒だと業務内容が選べない会社が多かったなか、Nittoは複数の求人を出していて、製造のサポート業務を選べたこと。また、選考前に尾道事業所を1日見学させていただいたんですね。その際、社員の方々といろいろお話しする機会があり、若手や女性に活躍の機会が十分にあることや、チャレンジを応援する会社だと知ったことも大きな決め手になりました。Nittoは福利厚生や職場環境が整っているし、やりがいを持って長く働けると思いましたね。
Nittoで感じるやりがい
絶対に妥協せず、
製品の加工条件を確立させる。
現在の業務は偏光板の前工程を担っています。前工程では偏光板の材料を機械で伸ばしたり、アクリルや液晶に貼り合わせたりします。ただ、最終的に何の商品に使われるかで、工程の調整が必要になるんです。パソコン用の偏光板と、車載用の偏光板は、同じ工程ではつくれないんですよね。商品ごとに異なる工程に対して最適な加工条件を見つけ、安定生産と歩留まり向上を実現するのが、製造技術のミッションになります。「生産条件」と一言でいっても、設備の設定変更で済むものから、丸ごと改造しなければいけないものまで、さまざま。また、製品の規格が多様なので、過去の知見や経験だけで解決できることは少なく、毎回試行錯誤しています。その分、目指す製品ができたときはいつも達成感がありますし、最終的に商品が店頭に並んでいるのを目にしたときの喜びも大きいですね。何度検証しても上手くいかないこともありますが、妥協せず、求められる以上の製品をつくることを目指すようにします。
チャレンジエピソード
大きな挫折を味わったからこそ、
吹っ切れて前例にない
チャレンジができている。
入社から3年が経ち、今では難易度の高い業務を任されるようになってきました。そのうちのひとつで、ある商品に使われる偏光板をサイズアップするというテーマに現在も取り組んでいます。当初はスケジュール通り順調に進んでいて、量産化も目前でした。ところが、最終の製品試験でクレームにつながりかねない致命的な不良が出てしまったんです。結論としては最初からやり直すことに。6ヶ月かけて積み上げたものがゼロになり、挫折感に打ちのめされました。ただ、私だけでなくチームの仲間もみんな、妥協を許さない性格。「もう一回やろう」「次は成功させよう」と鼓舞し合って、再び向き合いました。同じ条件で検証しても意味がないことはわかっていたので、チームで話し合いを重ね、前例にとらわれず、普通では考えつかない条件を設定して検証することになったんです。上司も私たち若手のアイデアに対して「やってみよう」と応援してくれました。思い切ったチャレンジができたのは、一度失敗したからかもしれません。現時点でまだ結果は出ていませんが、「次こそは絶対成功させる」という気持ちで取り組んでいます。