Nittoに入社を決めた理由
20年以上の時を超えてNittoと再会。
技術者として働く魅力を感じて入社へ。
家族の趣味がDIYで、幼少の頃から家にはNittoのビニールテープや養生テープがありました。幼稚園の頃から「Nitto」という名前は認識していましたね。また、私自身が小児喘息を患っていて、その時に使用していた気管を広げて呼吸を楽にする喘息治療用テープ製剤もNitto製だったのです。中学、高校とNittoのことは忘れていたのですが、就職活動でいろんな会社を調べていると「あっ、ここってあのNitto?」と20年越しに再会して。幅広い製品をつくっていることにも魅力を感じたのですが、それ以上に先輩社員との座談会で聞いた話に強く心を惹かれました。「若手一人ひとりに大きな裁量が与えられる」「大きなプロジェクトに関われる」と直に聞き、Nittoならきっと技術者として大きく成長できると確信して入社を決めました。幼い頃からNittoに触れてきたので、何か縁のようなものを感じましたね。
Nittoで感じるやりがい
現場のために負担を減らし、
作業しやすい装置をつくる。
困っている人の助けになることが
仕事の喜びです。
入社以来、生産技術として製品を量産する装置の設計や導入などに携わってきました。業務を行う上で心がけているのは、現場ファーストの装置をつくること。製造現場は、モノづくり企業Nittoの生命線。だからこそ、現場に寄り添った仕事をしなければいけないですし、新規装置の導入や改造の時は現場の意見をより多く取り入れています。実際、改善のヒントが現場にあることも多いですからね。新規装置の導入・改造では使いやすさと安全性を両立させるのに試行錯誤するのですが「あの装置のおかげで現場に余裕が生まれたよ」「作業しやすくなったよ」と製造現場の方に喜んでもらえると、苦労が報われます。自分の仕事が誰かのためになる、誰かの役に立つことを実感できるのは、大きなやりがいですね。
チャレンジエピソード
入社2年目、挑んだ塗工合理化。
後に名刺がわりになる仕事へ。
現在所属している課では、HDDに情報を読み書きさせる信号を伝送する役割を担う回路部品「CISFLEX™」の生産体制構築、安定供給をミッションとしています。そのなかで私は主に塗工工程を担当しています。塗工工程ではミクロン単位の小さなCISFLEX™に特殊な液を塗布するのですが、以前はムダになる液があまりにも多くありました。当時、先輩がすでに合理化に取り組んでいたのですが異動に伴い業務を離れ、入社2年目の私が引き継ぐことになったのです。「もう少しで終わるから」と言われていたのですが、いざ蓋を開けると青ざめましたね。「これは、大変だ」と。すでに考えられていた塗工方式だと、品質不良のリスクがあったため新たな塗工方式を考案するところから始めました。そして、考えた方式が問題ないか品質保証部、開発部、製造部などさまざまな部署を回ってヒアリングを実施。合理化は製造コスト削減につながり利益に直結するため、経営層からの期待値も高く、かなりスピーディーに動いていましたね。最終的にはなんとかカタチにして、塗工液の削減と品質確保を実現できたのですが、かなりチャレンジングな業務でした。今では私が考案した塗工方式がひとつのスタンダードになっていて、周りから「あの塗工をつくった人だ」と言ってもらえることもありますし、顔も広がったので挑戦した甲斐はありましたね。現在はベトナムでの新工場建設に参画し、各装置の施工管理や工事監督を担当しています。間違いなくキャリアのなかで一番大きな仕事なので、しっかり結果を出していきたいです。