「わからない」は恥じゃない。
それを克服するプロセスの大切さ、
トライする気持ちを忘れずに。
メディカル事業部
信頼性品質保証部 品質管理課
品質保証 2019年入社
メディカル事業部
信頼性品質保証部 品質管理課
品質保証 2019年入社
メディカル事業部に配属、信頼性品質保証部に所属し、医薬品の検査、工場の環境測定を担当。
分析技術グループに異動、分析法開発業務を担当。
就職は、専攻をいかして高分子材料のモノづくりに携わり、できれば医療分野で挑戦してみたいと考えていました。「地元秋田の近くでいい会社はないかな」と探していたところ、偶然目に留まったのがNitto。宮城に東北事業所があり、そこで医療用テープや経皮吸収型製剤を製造していたのです。「高分子と医薬品、両方に関われるなんて!」と運命的なものを感じました。さっそく応募して工場見学に参加したところ、生き生きとした表情で働く女性社員がたくさんいらっしゃるのを見て、女性が活躍できる職場だと実感できたのも、けっこう大きなポイントでした。
入社後はメディカル事業部に配属されましたが、医薬品の試験に関する報告書ではかなり苦労しました。どのような内容の試験で、どんな結果が出たのか、具体的かつ詳細に記す必要があるのはもちろん、試験記録はその残し方から書き方にいたるまで、法律に基づき細かく規定されています。自分では「よし、これで大丈夫」と書けたつもりでも、上司のチェックで間違いを指摘されては書き直し、説明不足を注意されては加筆し、となかなか完成できません。試験は製品の品質を保証するために行うので、その報告書にミスがあればすべてが台無しになってしまいます。わからないことは何度も質問し、教えてもらって修正。それを繰り返し、ついに承認された時は「これでこの製品を市場に出す一歩が踏み出せた!」と心の中で小さくガッツポーズしました。「わからない」ことにもちゃんと向き合い克服していけば成長につながります。地道な作業ですが、本当に重要な仕事を任せていただいていると実感しています。
2021年の4月から分析技術グループへ異動になり、分析法開発に関するさまざまな業務を行うようになりました。たとえば、テープ製剤の粘着剤の試験では、ガスクロマトグラフのキャリヤーガスにヘリウムガスを使用する試験があるのですが、ヘリウムは昨今、世界的に供給不足となっています。この問題を解決するため、ヘリウムよりも入手しやすい窒素ガスを用いた代替試験法を検討しているのです。希少資源であるヘリウムから他のガスへの転換は、いわば世界的なチャレンジ。高専時代に学んだ基礎知識が役立っているのは実感しますが、同時に、「もっと新しい知識を身につけなきゃ」と痛感もしています。特に分析装置に関する専門知識が足りていないと思うので、経験を積むのはもちろん、先輩方に教えてもらったり、セミナーや本でもコツコツ勉強して新しい知識を蓄えていきたいです。わからないことも、教えてもらうことも多く、まだまだ未熟さを感じますが、それも成長過程と捉えて、このチャレンジを成功させたいです。
Nittoは高専出身の社員も多く、各分野で個性を発揮し活躍しているのが心強いところ。また、所属部署は女性も多く、仕事の相談やプライベートの話もしやすいですね。子育てしながら働く女性社員も大勢います。それに、私は体を動かすのが大好きで、東北事業所のサッカー部、野球部、テニス部、バレー部の4つも部活動を掛け持ちしてるんです(笑)。経験がなくても温かく迎え入れてくれて、仕事で関わりのない方との交流も深まります。開かれた雰囲気のNittoには、自分らしさを受け入れてくれる環境が整っていますよ。
MESSAGE