日東電工グループレポート 2013
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8Nitto Denko Group Report 2013ステークホルダーの皆様へトップ メッセージ株主・投資家様、お客様、お取引先様、地域社会の皆様には、日頃からのご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。日東電工グループを代表して、2012年度のご報告と、2013年度の方針をお伝えいたします。2012年度業績について2012年度の経済環境は、海外では米国経済が緩やかな景気回復を続けましたが、欧州の政府債務問題の長期化や新興国経済の減速など厳しい状況で推移しました。国内では大震災からの復興需要を背景に緩やかながら持ち直しの動きが見られた中、政権交代に伴う新たな金融や財政政策への展望から円安傾向となり、足元の景気回復への期待感が高まりました。日東電工グループでは、2011年度の「挑む年」から、2012年度を市場で勝ち、競合に勝ち、自らに「克つ年」として事業をすすめてまいりました。主力市場のエレクトロニクス業界では、需要旺盛なスマートフォンやタブレットPC向けに新製品を投入しました。自動車業界では、生産台数の回復に伴いインダストリアルテープを中心に拡販しました。同時に、新しいテーマをたくさん作る多軸化とグローバル展開を積極的に推進した結果、特にインダストリアルテープやメディカル事業において新たな成長の胎動を感じる方向に向かい始めました。結果、2012年度業績は、売上高6,756億円(2011年度比11.2%増)、営業利益686億円(2011年度比21.6%増)となりました。2013年度の取り組み2013年度の経済見通しは、海外では様々な政策措置や景気刺激策などが採られたことで深刻な経済危機のリスクは低下し、成長を後押ししています。国内でも新政権の景気対策が短期的には成長を押し上げることが期待されますが、不透明な経済環境は今後も続いていくものと思われます。このような状況下、日東電工グループは2013年度を「越える年」と位置づけています。一人ひとりがこれまでの意識を越えて果敢にチャレンジすることで、世界で戦う実力を身につけます。また、今年度はブランドマークの刷新を行います。これは企業認知度のさらなる向上により、訴求力を高め、情報入手力や発信力を強くすることに加え、求心力となる共通の価値観をグループ内に徹底することを狙いとしています。事業においては、インダストリアルテープでは、現地で開発、材料調達から生産、販売まで一貫して対応できる体制づくりを行い、さらにグローバル化をすすめます。特に、新興国での産業の成長度合いに応じた製品を投入し、ANT(エリア・ニッチ・トップ)製品を創出します。オプトロニクスでは、スマートフォンやタブレットPCでの需要増加が引き続き見込まれる情報機能材料の売上を中心に拡大します。メディカル&メンブレンでは、事業基盤を強化し全体の収益力を上げていきます。メディカルでは、今後成長が見込まれる核酸医薬ビジネスに資源を投入して製造、開発機能をグローバル展開していきます。メンブレンでは攻める市場を絞り込み、採算性を向上させます。2013年度は、これらの事業機会を損なわぬよう過去最高となる900億円規模の設備投資を計画しています。迅速かつ機動的な判断で健全な成長を実現します。これらにより2013年度業績見通しは、売上高7,650億円(2012年度比13.2%増)、営業利益960億円(2012年度比39.8%増)と、いずれも過去最高を計画しています。中期経営計画2013年度から3か年の中期経営計画「Nitto-2015」をスタートさせました。最終年度の2015年度には売上高9,200億円、営業利益1,200億円を目指します。この計画では「安全・安心な職場を基本とした『健全な事業成長』の推進」を基本コンセプトに、3つの点を重点項目として取り組んでまいります。1つめは「事業の成長」です。現行事業の拡大と新事業の創出のバランスを取って進め、グリーン(環境関連)、クリーン(新エネルギー関連)、ファイン(メディカル・ライフサイエンス関連)の成長分野を中心に新たなテーマをたくさん立てていきます。2012年度には窓用省エネ(遮熱&断熱)フィルム

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