日東電工グループ CSR & アニュアルレポート 2012
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CSR & Annual Report 201224国の研究開発プロジェクト(NEDO)へ新たに参画日東電工グループでは、国の研究開発プロジェクトとしてすでに11件活動していますが、2011年度、新たに新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「フレキシブルCIGS太陽電池製造プロセスの実用化開発」に参画しました。このプロジェクトは、高効率・低コストの次世代フレキシブル太陽電池を実現するため、リボン状基板を用いた高速真空製膜製造プロセスを開発するものです。実用化すると、太陽電池の利用範囲が拡大し、低炭素化社会の構築に大きく貢献することが期待されています。光導波路技術を用いた、新規光学式タッチセンサーの文具を開発(1)紙に書いた文字をそのままデータ化「紙に書いた内容を電子データ化する」。こうしたニーズに応える電子文具は数多く発売されていますが、「専用の筆記具や用紙を準備する」、「書いたものをあとからスキャナやカメラで取り込む」などの手順が面倒で、なかなか普及していないのが実情です。日東電工グループは、光導波路技術を用い、光学式タッチセンサーによる電子文具を開発しました。フレーム(枠)だけの形状で、紙の上に置いてペンなどで入力すると、紙に記入されると同時に、PCなどの指定された機器に無線伝送され、デジタルデータとして入力・保存されます。専用の筆記具や用紙は必要ありません。(2)光線を遮断することで位置を検出この光学式タッチセンサーに使われている技術が「光導波路」です。フレーム内では「光源→隣接するタテヨコ両辺→それぞれ対面する辺→受光素子」の流れで光が送られ、光線がマス目のように張り巡らされていますが、この光線を遮断することで、位置を検出する原理です(図1)。加えて、ファインピッチパターン形成技術、成型によるレンズ加工、光学設計技術などの新規開発技術により、細いペン先などの高精細認識や薄型狭額縁形状を実現しました。2011年7月には東京ビッグサイトで開催された「第22回国際文具・紙製品展」に出展し、好評を博しました。さらに具体的な用途開発を検討しています。研究開発■(図1)文字を認識する仕組み光源光導波路受光素子システム手帳にも挟めます

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