CSR&アニュアルレポート2011
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CSR & Annual Report 201120事業活動のニーズを把握し、既存製品の更なる合理化と成長分野における新製品開発に注力します。メディカル事業2010年度におけるメディカル事業は、国内においては震災の影響により経皮吸収型テープ製剤の製造拠点(宮城県大崎市)が操業停止を余儀なくされましたが、既に復旧して生産を再開しています。一方で米国のグループ会社が品質管理向上活動に専念するために、生産の一部を自主停止しています。このため全体として極めて低調な推移となりました。しかし、メディカル事業は、「グリーン・クリーン・ファイン」における「ファイン(ライフサイエンス)」の中心となる事業と位置付けており、将来の成長を取り込むため、積極的に事業開拓を行っています。国内では、2010年4月に興和株式会社とドネぺジル塩酸塩の経皮吸収型テープ製剤に関する共同開発契約を締結しました。当社が保有するテープ製剤技術を用いてアルツハイマー型認知症治療薬を共同開発していきます。海外では、米国統括会社日東アメリカス社を通して、2011年2月に米国マサチューセッツ州にある核酸医薬の製造受託分野でトップのアビシアバイオテクノロジー社を買収しました。今後のシナジー効果が期待されます。精密回路付き薄膜金属基板「CISFLEX®」●米国 アビシアバイオテクノロジー社が日東電工グループの一員に ~核酸医薬分野の事業基盤を強化~2011年2月2日、日東電工は米国にある「アビシアバイオテクノロジー社」(以下ABI)を買収しました。メディカル事業部の、新しい核酸医薬(siRNA)製造拠点です。ABIは1999年に米国マサチューセッツ州ミルフォードで設立され、核酸医薬の受託製造では世界シェア50%以上を誇り、核酸医薬品の分析や品質管理システムなど幅広い実績も持っています。日東電工グループは、これまでも遺伝子治療に関する研究・開発を積極的に行っており、核酸医薬を合成するのに必要なポリマービーズ「NittoPhase(ニトフェーズ)®HL」を日東電工東北事業所で生産し、世界各国で販売しています。今回ABIがグループに加わったことで、揺籃期にある核酸医薬業界において更なる事業拡大を図り、患者さまのお役に立てる製品を世界にお届けしたいと考えています。■ABIの概要社 名:アビシアバイオテクノロジー事業内容:核酸医薬の製造所在地:マサチューセッツ州ミルフォード製品の一例ABI建屋

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