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剥離ライナー

テープの歴史館

第6章 合成高分子が
もたらした転機

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剥離ライナー使う時、きれいに剥がすために

高い技術からできている、剥離ライナー

両面粘着テープには、ツルツルした紙がテープとテープとの間に巻いてあります。また、シールや粘着ラベルは、ツルツルした紙やフィルムに貼った状態になっています。このツルツルした紙・フィルムを、剥離ライナーと言います。

開発が始まったのは1950年代のことで、1960年代のはじめには剥離ライナーが誕生しています。

剥離ライナーに用いる紙あるいはフィルムには、なるべく平滑なものが適しています。表面が毛羽立ったものだと、剥がす時の力が大きくなってしまうからです。さらに、剥離時の力で割れたりしないよう、内部強度の強い上質紙やクラフト紙などが使われています。

大部分の剥離ライナーは、これらの紙やフィルムにシリコーン系ポリマーを塗ったものです。シリコーンとは、有機基をもつケイ素と酸素が交互に結合してできたポリマーで、極めて高い剥離効果を示します。

裏と表がある、両面テープの剥離ライナー

両面粘着テープは、当然のことながらテープの両面がくっつきますから、そのままではロール状にできません。そこで、両面に剥離処理を施した剥離ライナーを挟み込むような形でロール状にしています。
一見すると、剥離ライナーは裏も表も同じですが、実は両面の剥離力に差をつけています。そうしないと、両面粘着テープをスムーズに巻き戻すことができないのです。
特に、最近は支持体層を持たず、粘着剤だけで構成された両面粘着テープもあり、この場合、剥離ライナーの両面の剥離力のバランスが1対3以下だと、テープを巻き戻す時にトラブルが起きてしまいます。

ラベル用の場合には、片面だけに剥離処理をした剥離ライナーが一般的です。

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