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はく離技術

包装テープや両面テープを使用するときに、テープをスムーズに引き出せるように、テープの背面やテープのはく離ライナー表面には、はく離剤が塗布されています。両面テープを一定の形状に加工する場合には、はく離ライナーが特に重要になります。
はく離剤は、粘着剤に接着しにくい材料であることが必要です。一般的には長鎖アルキル系やシリコーン系が目的に応じて使用されます。
はく離剤が粘着剤の表面に移行すると、粘着特性が悪くなるため、できるだけ少量で使用する必要があり、均一に薄く( 数nm~数10nm )塗布されています。
はっきりと目に見えるわけではないため、一般の人にはあまり知られていない存在ですが、粘着テープ機能を発現させるための「縁の下の力持ち」となっています。
素材としては、粘着テープの目的に応じて、長鎖アルキル系はく離剤やシリコーン系はく離剤などが使用されています。 特殊な電子用途では、シリコーンが電子部品に悪影響を及ぼすことがあるため、非シリコーン系によるはく離技術が必要となります。
Nittoにおいては、品質の安定化はもちろんのこと、お客様での工程の簡略化、作業効率の向上のために、はく離技術を進化させています。

EPMA (Electron Probe Microanalyzer) による、はく離ライナーの表面写真
はく離剤が均一に塗られていない粘着テープ

はく離剤が均一に塗られていない粘着テープ

はく離剤が均一に塗られ、安定した品質の粘着テープ

はく離剤が均一に塗られ、安定した品質の粘着テープ

はく離剤の目的と要求性能 

目的

  • 粘着テープをスムーズに巻き戻せるようにする
  • 粘着テープがはく離ライナーからスムーズにはがせるようにする
要求性能
  • 粘着製品の利用方法に応じたはく離性
  • 粘着剤に悪影響を与えないこと
  • 環境変化で巻き戻し力やはく離ライナーのはく離力の変化が少ないこと
粘着テープがロール状の場合

粘着テープがロール状の場合

粘着テープがシート状の場合

粘着テープがシート状の場合

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