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基材設計技術

粘着テープでは、粘着剤が塗られているフィルム状のものを「基材」または「支持体」と言います。
粘着テープの機能を出すために、さらには粘着テープの力を支えるために、基材は大きな役割を果たしています。そのため、非常に多くの種類があり、要求される機能に応じた基材設計技術も、粘着テープの重要な技術です。
たとえば、包装用途で手切れが重視される場合は紙の基材、電線で絶縁性と透明性が必要な場合はポリエステルフィルム、はんだマスキングのために耐熱性が要求される場合はポリイミドフィルム、ヒートシール用に耐摩耗性と滑り性が必要な場合は四フッ化エチレンフィルム、表面保護のために柔軟性が大事な場合はポリオレフィンフィルムなどが、粘着剤との組み合わせも考慮して設計されています。また、金属箔は導電性があるため接続用途に適していますし、発泡体は携帯電話のシール性を実現するために使用されています。
強度と同時に手切れ性が良い基材として、ポリオレフィンフィルムの表面に凹凸加工を形成させた基材があり、建築用途に使用されています。
フィルムの物性を生かした基材設計としては、流し台などの深絞り加工時の金属板に、保護と滑り性を付与する表面保護テープがあります。
プラスチックフィルムの伸びの物性を生かした設計としては、シリコンウエハ用のダイシング粘着テープがあります。ダイシング後、チップをピックアップするときに固定しているダイシング粘着テープが引っ張られますが、その伸びにきちんと対応できるようになっています。
自動車塗膜の保護テープでは、自動車の曲面に追随し、さらに太陽光の暴露にも耐えられる特殊なポリオレフィンフィルムが使用されています。
近年では、携帯電話や液晶テレビのディスプレイの保護テープに、透明なプラスチックフィルムが使用されることが多くなりました。
このように、Nittoでは目的とする機能を発現させるために、多方面にわたる基材設計を行っています。

現用の主な基材


・クラフト紙 ・和紙 ・クレープ紙

・レーヨン(スフ)布 ・綿布 ・アセテート布 ・PE、PPなどの割布
フィルム
・セロハン ・塩化ビニル ・PE ・OPP ・PET ・四フッ化エチレン ・ポリイミド ・PC ・PS
発泡体
・ポリウレタン ・PE ・ブチルゴム
金属箔
・アルミニウム ・銅
ゴムシート
・天然ゴム ・SBR ・ブチルゴム

基材の形状や物性を生かした粘着テープ製品例
深絞り加工ができる表面保護フィルム

深絞り加工ができる表面保護フィルム

引き伸ばしができるプラスチックフィルム

引き伸ばしができるプラスチックフィルム

耐候性が要求される自動車に使用されるポリオレフィン

耐候性が要求される自動車に使用されるポリオレフィン

透明なプラスチックフィルム

透明なプラスチックフィルム

透明なプラスチックフィルムを使用した粘着テープによる、LCDパネルの保護

透明なプラスチックフィルムを使用した粘着テープによる、LCDパネルの保護

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