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メリット ―位置ズレ防止(耐ドリフト)―

ヤモリテープの材料となるカーボンナノチューブ(CNT)は貼り合せの際に生じる残存応力が導電性テープの1/10と小さく、分析時に試料が位置ズレ(ドリフト)しません。そのため、粘着剤・接着剤による影響を排除した正確な分析データが得られます。


粘着剤、両面テープは貼り合せる際に圧着するため、変形にともない残存応力が発生します。発生した運動エネルギーは熱エネルギーに変換されるため時間をかけて緩和していきます。そのため、粘着剤は少しずつ移動し、位置ズレが生じます。この位置ズレは粘着剤の貯蔵弾性率(G’)に対する損失弾性率(G”)の比である損失係数(tanδ=G”/G’)が高いほど大きくなります。

貯蔵弾性率(G’)は内部に蓄えられた応力を保持する弾性成分、損失弾性率(G”)とは粘着剤に応力を加えた際に、与えたエネルギーが熱となって逃げてしまう粘性成分を意味します。汎用の粘着剤では室温付近では損失係数tanδ=0.5程度と高い傾向にあります。

これに対して、ヤモリテープはCNTから構成されているので、損失係数tanδ=0.05程度で低く、温度の影響を受けず一定のため、-150℃から500℃までの広い領域でも位置ズレに対する耐性が良好です。

図 動的粘弾性における損失係数tanδ(貯蔵弾性率(G’)に対する損失弾性率(G”))の温度依存

図 動的粘弾性における損失係数tanδ(貯蔵弾性率(G’)に対する損失弾性率(G”))の温度依存

測定条件 測定装置 :ARES-G2
測定モード :温度分散
測定温度 :-150℃~500℃
周波数 : Hz, ひずみ:1%

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