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ヤモリテープを用いた「環境制御型」分析サービス

ヤモリテープを固定部材に用いて分析を行うことにより、従来の導電性テープや金属ペーストでは難しかった、低温・高温環境に適応し、さらに汚染性を極限まで抑えた、これまでにない正確な分析データを提供します。

ヤモリテープのメリット

ヤモリテープの分析用途での活用には、以下のようなメリットがあります。(リンクをクリックすると、メリットの詳細に移ります。)

温度依存レス:低温・高温環境における分析が可能になります(分析環境温度の幅が広がります)。
位置ズレ防止(耐ドリフト):粘着剤・接着剤による影響を排除した正確なデータが得られます。
非汚染:溶剤を使用していないため、アウトガスによる影響を排除した正確なデータが得られます。
除電:CNTの導電性により帯電を抑制し、分析画像の劣化を防ぎます。

分析事例:ヤモリテープが活きる分析装置

ヤモリテープは以下のような分析装置に適用できます。(リンクをクリックすると、適用装置および分析事例の紹介に移ります。)

AFM (原子間力顕微鏡)
ナノインデンター
TOF-SIMS(飛行時間型二次イオン質量分析装置)
FIB(集束イオンビーム加工装置)
SEM(走査電子顕微鏡)
FE-SEM(電界放射型走査顕微鏡)

ヤモリテープとは?

図 ヤモリの足裏構造による接着

図 ヤモリの足裏構造による接着

ヤモリの接着機構を模倣した粘着剤です。ヤモリは足裏にある繊維構造により、接着剤のように貼りつき、テープのように簡単にはがすことができます。
図 ヤモリテープによる接着

図 ヤモリテープによる接着

本分析サービスでは、日東電工株式会社がカーボンナノチューブ(CNT)を用いてヤモリの足裏構造を人工的に作製したヤモリテープを利用しています。

ヤモリテープの構成

図 ヤモリテープ(右)とSEM像(左)

図 ヤモリテープ(右)とSEM像(左)

CNTを高密度に垂直配向させた繊維状の構造体です。CNT間がファンデルワールス力により1層のシートで存在し、両面テープとして扱うことができます。

分析用途への応用

表面分析に使用される固定部材には種々の粘着剤・接着剤があり、分析時に必要とされる温度範囲、位置精度、取扱い易さから選択されています。一般的には、粘着剤として導電性テープ、接着剤として金属ペーストがよく使われていますが、使用できる条件は下図のように限られています。ヤモリテープは従来の導電性テープや金属ペーストでは対応できない低温・高温範囲、汚染や位置ズレが発生しやすい環境下の分析に適しています。
図 固定部材の適用環境

図 固定部材の適用環境

図 CNTと汎用両面テープの加熱試験結果

図 CNTと汎用両面テープの加熱試験結果

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このコンテンツは当社の分析機器に関する情報を分析従事者の方へご提供することを目的として作成しております。一般のお客様への情報提供を目的としたものではありませんので、あらかじめご了承ください。

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