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ニュースリリース2015

2015/05/26

従来の半分の価格で水路の補修を自前で実現

小規模コンクリート水路の漏水補修テープを新開発

日東電工株式会社(本社:大阪市 代表取締役社長:髙﨑秀雄)は、農研機構と共同で、施工が簡単で価格が安い小規模コンクリート水路用の漏水補修テープを新たに開発しました。簡単に短時間で施工を行うことができ、プライマー等の補助資材も含めた材料価格は同等の性能を有する従来工法に比べて半減します。また、摩耗等により凸凹となった水路表面にも施工でき、目地部やひび割れ部の気温変化による伸縮にも追従性が高く、施工後も持続して漏水を低減・遮断できることが特徴で、深さが1m未満で水路底が農地より高い水路や分水枡等に施工できます。
これにより、例えば、多面的機能支払の支援を受けて、水路補修等の共同活動に取り組む方々が、専門の施工業者への作業委託等を行うことなく、自前で水路の目地やひび割れからの漏水を補修することを可能にします。
*多面的機能支払:農業・農村が有する多面的機能が適切に維持・発揮されるよう地域の協働活動を支援する国の交付金制度

背景

農業用水等の資源は、これまで集落などの共同活動によって守られてきました。また、これらの資源は農業だけでなく農村の豊かな自然環境や景観を形づくる上でも大きな役割を果たしています。一方、農村地域の高齢化や人口減少等に伴い、これらをこれまでどおり地域で適切に保全管理していくことが困難になっています。このため本年度から「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」が施行され、地域活動に対する支援が行われることとされています。しかしながら、その対象となる水路の目地補修等については、「簡単」「長持ち」「安い」といったニーズに十分に対応できる技術は確立されていません。

製品概要

特長:施工が簡単で持続的に漏水を防止
   :従来の技術に比べて低コストで労力がかからない
   :水路内の水圧によって凹凸な表面にも密着し漏水量を低減・遮断
   :誤って開けた穴に重ね貼りして容易にパッチ補修が可能
   :分水枡の隅角部のひび割れからの漏水も簡単に補修
商品名:水路補修「ブチテープ」
発売開始:2015年10月

開発した漏水補修テープの写真と構造図

従来の工法① 補修テープ(左)、通水後の剥離発生状況(右) ※右の写真は水流の力で水路の右側の補修テープが剥がれてめくれ上がっている様子

従来の工法② シーリング材塗布(左)、保護テープ貼着(右)

通水直後の漏水状況(左上)、数日経過時点で漏水が遮断された状況(右上) 落水後の状況:水圧でテープが凹凸に追従し漏水を遮断(左下・右下)

今後の予定

水路背面からテープへ作用する外水圧が大きな場合にテープが剥がれる可能性があるため、これまでのところ農地より水路底が高い用水路等に施工対象を限定しています。現在、室内試験等により対策方法を検証しており、その実用化によって、国内に数多く存在する農業用排水路等の補修にさらに貢献していきます。

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランド戦略部
TEL:06-7632-2101
FAX:06-7632-2568
ご注意
こちらで掲載されている情報は発表日現在の情報です。他のメディアなどで御覧になった情報と内容が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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