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ニュースリリース 2010

2010/12/15

有機ポリマーの改良で書き換え速度を大幅に改善

米アリゾナ大学とメガネ不要の次世代3Dホログラムディスプレイを開発

日東電工株式会社(本社:大阪市 社長:柳楽幸雄)のR&D米国現地法人:日東電工テクニカルコーポレーション(Nitto Denko Technical Corporation (California州 Oceanside市) President:松本憲嗣)はアリゾナ大学のペイガンバリアン教授のグループと共同研究開発中の世界最高レベルの書き換え速度を有する、メガネ不要の3Dホログラムディスプレイ用有機ポリマーの改良について、12月2日に福岡で開催された「第17回ディスプレイ国際ワークショップ」で発表しました。
また、2008年の発表時点から書き換え速度の向上やディスプレイサイズの大型化など、いくつかの点で更なる進歩や改良があったことが認められ、2008年発表時に引き続き、“Nature”(2010年11月4日号)で紹介されました。“Nature”では、本文の記事以外に研究員の顔写真の3D画像が表紙に掲載されました。
*2008年の発表内容詳細 http://www.nitto.co.jp/dpage/24.html

2008年発表時点からの主な改良点

1)書き換え速度の向上
2008年時点では6インチサイズのディスプレイで約3分の書き換え時間を要しましたが、材料化学構成の改良や特別な材料の導入により、従来に比べ書き換え速度を約2桁向上させ、秒単位での書き換えを可能としました。さらに、将来的にはこの書き換え速度をさらに1桁向上させる事により、現在のテレビ画像の書き換え速度と同等にする開発検討を進めています。

2)フルカラー表示が可能
従来は赤色のみの表示が可能でしたが、材料化学構成の改良や特別な材料の導入により、フルカラーの表示が可能となりました。

図1:フルカラー画像

図1:フルカラー画像

3)ディスプレイサイズを10倍に
2008年時点では15×10cmのディスプレイサイズでしたが、弊社が得意とするポリマーの成型加工技術を利用する事により、大面積ディスプレイサイズを均一かつ無欠陥で作成する事を可能とし、今回約10倍の30×30cmの大きさまで作成することができました。尚、これはフォトリフラクティブ材料系サンプルとしては世界最大の大きさとなります。

図2:今回開発したディスプレイ媒体

図2:今回開発したディスプレイ媒体

4)上下方向からも3D認識が可能に
現行の殆どの3Dテレビなどでは、右目用と左目用のわずかに異なる画像を別々にストライプ状に投射することによって立体的な表示に見せかけており、頭を左右に動かした際にのみ3D認識ができますが、上下方向には3D認識されません。今回開発した表示方式では左右・上下方向に頭を動かしても3D画像として認識する事が可能となりました。このことにより、3D認識がより自然画像に近づくことで、従来方式とは異なり寝転んで見ても3D認識が可能となり、よりハイレベルな画像表示が可能となります。

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランド戦略部
TEL:06-7632-2101
FAX:06-7632-2568
ご注意
こちらで掲載されている情報は発表日現在の情報です。他のメディアなどで御覧になった情報と内容が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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