本文へリンク

ニュースリリース 2010

2010/07/15

線維症治療薬の早期実用化に向けての戦略的提携

米国Quark社とのsiRNA薬開発に関する契約締結について

日東電工株式会社(本社:大阪市北区、社長:柳楽幸雄)は、札幌医科大学新津洋司郎特任教授が発明した肝硬変をはじめとする臓器線維症の治療技術を実用化するため、2008年より共同で治療薬の開発に取り組み、治療効果の検証、治療メカニズムの解明など一定の成果を上げてまいりました。このたび、更に臨床試験に向けた検討を進めるため、米国の世界有数のsiRNA創薬企業であるQuark Pharmaceuticals, Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア州フレモント、社長Daniel Zurr 以下、Quark社)との間で、肝硬変等臓器線維症の治療薬開発にかかる契約を締結いたしました。 
今回の契約は、日東電工が自社にて保有するドラッグデリバリー技術と線維症治療のコンセプトに、Quark社のノウハウを取り入れることで、2012年夏までにIND申請を目指すものです。 
今後当社は、専門性のあるQuark社と連携することで実用化までのスピードを加速させ、新津教授のグループと進めている線維症の新しい治療技術を、多くの患者様へできるだけ早く提供できるよう取り組んでまいります。 
*IND申請:Investigational New Drugの略で、新薬臨床試験開始届けのこと

技術開発の背景

弊社は、経皮吸収型DDS技術に強みがあり、喘息治療用気管支拡張薬や狭心症治療薬の貼付薬などで、世界のトップクラスのシェアを有しています。また2003年には米国フロリダ州にて経皮吸収型テープ製剤の製造会社(現社名:Aveva Drug Delivery Systems)を買収し、米国での経皮吸収型テープ製剤の製造ビジネスにも積極的に取り組んでいます。 
今回のQuark社との開発は、弊社がこれまで高分子技術を応用しバイオ関連の材料技術の研究を重ねてきたドラッグデリバリーシステムと、新津教授のグループが発表した線維症の治療技術に、Quark社のsiRNA創薬技術を取り入れることで、薬剤を安全で最適に設計し治療薬の開発を促進致します。また本開発は、将来の弊社メディカル事業において、新たな技術の核となり得るものと期待しています。

Quark Pharmaceuticals, Inc.社

本社 :  米国カリフォリニア州フレモント
設立 :  1993年
人員 :  約100名
事業内容 :  創業以来蓄積してきた幅広い疾患に対する膨大な疾患関連遺伝子情報を強みに、2000年代に入り創薬事業へ転向し、現在は加齢性黄斑変性症(AMD)、糖尿病性黄斑浮腫(DME)、急性腎不全(ARF)他合計5本の臨床試験中のパイプラインを抱えるsiRNA創薬分野では世界的トップ企業です。

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランド戦略部
TEL:06-7632-2101
FAX:06-7632-2568
ご注意
こちらで掲載されている情報は発表日現在の情報です。他のメディアなどで御覧になった情報と内容が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

ページトップへ戻る