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ニュースリリース 2010

2010/06/30

大型MBR用精密ろ過膜を初めてハイフラックス社に納入

シンガポール最大の下水処理場向けMBR物件を受注

日東電工株式会社(本社:大阪市、社長:柳楽幸雄)と100%子会社のHydranautics(本社:米国カリフォルニア州 CEO 菊岡 稔)はシンガポール最大となる下水処理場で膜分離活性汚泥法(以下MBR)用途向けの精密ろ過膜(HYDRAsub)を、シンガポールのハイフラックス社から受注しました。尚、本物件の精密ろ過膜には、三菱レイヨン株式会社(本社:東京都港区、社長:鎌原 正直)製の膜を使用します。 

このプラントはシンガポール西部のジュロン地区にあるジュロン下水処理場内に計画されており、処理された下水は工業用途の再利用水として供給され、2011年後半の稼働を予定しています。 

日東電工と三菱レイヨンは、2008年2月にシンガポール公益事業庁(PUB)と膜技術を使った新しい水処理方法の開発について覚書を交わしており、2008年6月からシンガポールにてMBRの実証試験を継続してきました。この実証試験を通じて得られた成果が、今回の受注に結びつきました。 

今回の大型MBR物件の受注を機に、今後益々需要が伸びると期待されるMBR市場において、精密ろ過膜(HYDRAsub)や逆浸透膜との組み合わせでさらなる受注の拡大を目指します。

受注の概要

(1) プラント建設地:シンガポール・ジュロン地区の下水処理場
(2) 受注量: 45,000㎥/日(造水量ベース)
(3) 稼働時期:2011年後半(予定)

MBRの特長

MBRは、従来の下水や工場排水の浄化に使われる活性汚泥法と膜法を組み合わせたもので、沈殿池がなくなることから、小さい設置面積でよりきれいな水を得ることが可能になります。その結果、これまではそのままでは利用できず河川に放流していた多くの水を再利用することができるようになり、水質の良い水を確保することに貢献します。

1.  施設のコンパクト化: 従来の沈殿池が不要になります。
2.  高度な水処理: 膜でろ過するため再利用可能な水質が得られます。
3.  容易な維持管理: 従来法に比べ、汚泥流出の心配がなく、管理が容易になります。

MBRモジュール

MBRモジュール

日東電工の水処理事業の概要と今後の方針

日東電工/Hydranauticsは世界トップクラスの製膜技術などを基盤として、超純水製造や海水淡水化、排水再処理分野で高い実績を有しており、工業用途・公共事業用途の純水製造用逆浸透膜エレメントにおいて、ダウ・ケミカルと並び世界トップクラスのシェアを誇っています。今後も海水淡水化、排水再利用等の成長分野で、逆浸透(RO)膜エレメントのみならず、精密ろ過(MF)膜・限外ろ過(UF)膜での前処理用途等、さらには、MBR分野や保守・管理ビジネスへの展開も図り、水処理膜事業におけるお客様へのトータルソリューションを提供することを目指します。

三菱レイヨングループの水処理事業の概要と今後の方針

三菱レイヨンはこれまでに、排水処理施設向けに国内をはじめ中国、韓国など世界中で3,000件以上の中空糸精密ろ過膜(SADF)エレメント納入実績を持ち、特にMBR法のリーディングカンパニーとして水処理膜事業を展開中です。大規模排水再利用施設向けのMBR分野では当社の膜技術は高く評価されており、今後は膜技術の提供だけでなく、水処理施設の維持・運営・管理システムの技術開発にも展開を図り、今後も国外を中心に大型案件の受注獲得に向け注力してまいります。 

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランド戦略部
TEL:06-7632-2101
FAX:06-7632-2568
ご注意
こちらで掲載されている情報は発表日現在の情報です。他のメディアなどで御覧になった情報と内容が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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