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ニュースリリース 2010

2010/04/28

バイオ医療分野での新たな一歩に貢献

核酸医薬合成用の高性能新規ポリマービーズNittoPhase(ニトフェーズ)®HLを上市

日東電工株式会社(本社:大阪市北区、社長:柳楽幸雄)は、2009年5月核酸医薬合成用の高性能な新規ポリマービーズ(固相合成用担体) NittoPhase(ニトフェーズ)®HLを開発、米国現地法人のキノベートライフサイエンス社(Kinovate Life Sciences, Inc. :以下KLSと略す)を通じてサンプル供給を続けてまいりましたが、このたび販売を開始いたします。
現在、当社は核酸医薬(DNAやRNAなどのオリゴ核酸)の化学合成に用いられるポリマービーズ “NittoPhase(ニトフェーズ)®”をKLSを通じて販売しており、固相合成用担体市場で主導的な位置にあります。NittoPhase(ニトフェーズ)®HLは、RNA合成効率を改善し、高純度、高収率、且つ高ローディング(ビーズ表面で合成できる核酸数)でのDNA及びRNA合成の両立を世界で初めて可能としました。試験においては、ローディング量は最大400μmol/g及び250μmol/gでそれぞれDNA及びRNAの良好な合成を確認しており、これによるポリマービーズ単位gあたりの核酸合成量はDNAで当社従来品の約2倍、RNAでも1.5倍以上に向上するため、核酸医薬生産の大幅な効率化が期待されます。

開発の背景

近年、バイオ医療の分野では疾病治療の目的として、DNAやRNAなどのオリゴ核酸をヒトの体内に投与する「核酸医薬」が期待されています。中でも20塩基程度の2本鎖RNAであるsiRNA薬は注目を浴びており、今後、siRNA薬を含む核酸医薬合成市場は拡大が見込まれています。
このような背景から、当社および日東電工テクニカルコーポレーション(Nitto Denko Technical Corporation)は、当社従来品である核酸医薬合成用ポリマービーズ“NittoPhase(ニトフェーズ)®”を更に改良し、RNA合成においても当社従来品と比較して高い性能を実現する新製品を開発し、KLSを通じた販売に至りました。

新規ポリマービーズ拡大図

新規ポリマービーズ拡大図

技術の特徴

独自のビーズ設計(組成・構造など)により、DNAまたはRNAからなる核酸医薬を、高純度、高収率、且つ高ローディングで合成することを世界で初めて可能としました。

今後の事業展開

新規ポリマービーズは、4月26日より米国ボストンで開催される業界最大規模のイベントTIDESにて紹介し、KLSを通じて販売を開始します。今後、siRNAなどの次世代核酸医薬関連分野へと事業展開を図る計画です。なお、当社従来品である“NittoPhase(ニトフェーズ)®”の販売も継続して行います。

日東電工テクニカルコーポレーション(NDT)

所在地   : 米国カリフォリニア州オーシャンサイド市(サンディエゴ郊外)
設立    : 2000年10月
出資者   : 日東電工株式会社 100%
人員    : 約100名
研究対象  : (1) バイオメディカル材料(ドラッグデリバリー、遺伝子デリバリー、核酸合成用固相担体)
        (2) 通信材料
        (3) ナノ材料
HP      : http://www.ndtcorp.com/

キノベートライフサイエンス(KLS)

所在地   : 米国カリフォリニア州オーシャンサイド市(サンディエゴ郊外) 同じ敷地内
設立    : 2004年1月
出資者   : 日東電工株式会社 100%
人員    : 2名
対象    : 日東電工テクニカルコーポレーションで開発された最先端のライフサイエンス関連製品の販売・マーケティング
HP      : http://www.kinovate.com/

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